カラスによる被害にご注意ください
カラスによる人への威嚇攻撃(特に繁殖期)により、公園内におきまして来園者の皆さまがカラスに襲われる被害が発生しています。
来園者の皆さまにおかれましてはご注意いただきますようお願いいたします。
■特に注意を要するカラスの繁殖期の行動
カラスの繁殖期はおよそ3月から7月頃までです。
特に親鳥が卵を産む4月下旬頃から、ヒナが巣立っていく6月頃までの期間、カラスは縄張り意識が強くなり、また親鳥は卵やヒナを守ろうとする習性から、巣に人が近づくと威嚇してくることがあります。
また、場合によっては後ろから低空飛行で接近し、脚で蹴るなどの攻撃をすることもあります。
■事前にできる防御法
・カラスを含む野生動物(野鳥、ノネコ等)に食べものを見せない、与えない。
食べものを見せたり与えたりする行為によって、野生動物は餌を求めて人を襲う可能性があります。
・カラスが低く飛んできたり、ガ~ガ~とうるさく鳴くときは、すぐにその場から離れるようにする。
・巣やヒナには近づかない。
巣に近づくと威嚇・攻撃される恐れがあります。巣がある木には近づかないようにしましょう。
通らなければならないときには、素知らぬふりをして素早く通り過ぎましょう。
迂回路があれば、ヒナが巣立つ時期までは、近づかずにその場所を避けて通りましょう。
カラスの縄張りは巣から約20~100メートルと言われていますので、カラスの様子に注意し、異常を感じたら、すばやくその場を離れてください。
・帽子や傘で身を守る。
カラスは後方から頭を狙って威嚇・攻撃してきますので、帽子をかぶったり、傘をさすことにより身を守ることは効果的です。
これらは繁殖期以外の時期におきましてもご留意いただきますようお願いいたします。
■野生鳥獣の保護に関する法律について
カラスを含む野生鳥獣は、「鳥獣保護及狩猟ニ関スル法律」という法律により、原則として捕獲(卵の採取を含む)が禁止されています。捕獲等のためには所定の手続き等が必要です。
そのため、まずは人の側での防御によって対策を講じていただきますようお願いいたします。
以上をご理解をいただき、公園内におけるカラスによる被害にご注意いただきますようお願いいたします。
参考文献(出典):
吹田市ホームページ「カラスの被害と対策について」
大阪府ホームページ「野生鳥獣に関すること > カラスでお困りの方へ」
環境省ホームページ「野生鳥獣に係る各種情報 >(パンフレット)都会のカラス~その被害と私たちにできること~」