水辺の生き物をのぞいてみよう!
万博記念公園には、たくさんの池があります。
この池をよく見てみると、意外とたくさんの生き物がくらしています。
小さくてなかなか見つけられないものもいますが、ここで一部を紹介します。
一度じっくり観察してみましょう!
1930年ごろ、養殖されていた池から逃げたものが日本中に広がったといわれています。
大阪にはもともと日本のザリガニはいないので、ザリガニを見つけたら本種のことです。
水面をすいすい気持ちよさそうに泳いでいるのはアメンボです。
捕まえるとあめのような匂いを出すので「飴ん棒」とよばれています。
しかし、下手に捕まえると刺されて痛い目にあいます。
水生のカメムシの仲間です。メスがオスの背中に卵を産みつけるため、このように呼ばれています。
オスは卵が幼虫にかえるまで面倒を見ます。
水の中を背泳ぎしているのはマツモムシです。
水面に落ちた虫などを捕らえて体液を吸います。
これも捕まえると指をさされとても痛い目にあいます。
トンボの幼虫です。鋭いあごをもっており、小魚やおたまじゃくしなどを捕らえて食べます。
トンボの種類によって、いろいろな形をしています。
雨の降った後などは、カエルの合唱が聞こえてきます。
万博記念公園では、とくにウシガエルやトノサマガエルなどはよく鳴いています。
トノサマガエル
ウシガエル
モリアオガエル
アカガエル
泥のたまった池では、こんな奇妙なものが見られます。
これは、タニシなどの巻貝が動いたあとです。
あまり動かないようなイメージのある貝ですが、意外にも活発に動いているのがわかります。
ここに紹介した以外にもいろいろな生物が見つかるかもしれません。よーく観察してみましょう。
万博記念公園では、動植物の採取を禁止させていただいております。
観察し終わったら必ず逃がしてあげてください。
自然観察学習館 moricaraでは、5月下旬から6月下旬まで「水と生物展」を開催しています。
水辺の動植物を実物展示やパネルで解説しています。
ぜひご来館ください。