アート&サイエンスフェスティバル

Julie Watai ジュリ ワタイ アキバ文化を撮影した写真集を出版するなど、主にフォトグラファーをしつつ、電子工作活動も盛んに行う自称テック系ママ。主な出没地は電気街。座右の銘は「テクノロジーと遊ぶ」。夢は、娘の夏休みの宿題で使う電子工作キットを、一緒に選びにいくこと。

Instagram:https://www.instagram.com/juliewatai/

X(ツイッター):https://x.com/JulieWatai

アート&サイエンスフェスティバルに
行ってきたレポート

こんにちは!Julie Watai(ジュリ ワタイ)です。
今日は万博記念公園で開催中の「アート&サイエンスフェスティバル」に娘と行ってきました。イベントの様子をレポートします!

アート&サイエンスフェスティバルに
行ってきたレポート

こんにちは!Julie Watai(ジュリ ワタイ)です。
今日は万博記念公園で開催中の「アート&サイエンスフェスティバル」に娘と行ってきました。イベントの様子をレポートします!

Julie Watai ジュリ ワタイ

アキバ文化を撮影した写真集を出版するなど、主にフォトグラファーをしつつ、電子工作活動も盛んに行う自称テック系ママ。主な出没地は電気街。座右の銘は「テクノロジーと遊ぶ」。夢は、娘の夏休みの宿題で使う電子工作キットを、一緒に選びにいくこと。

Instagram:https://www.instagram.com/juliewatai/

X(ツイッター):https://x.com/JulieWatai

アート&サイエンスフェスティバルとは?

緑に包まれた文化公園として多くの人たちに親しまれて来た万博記念公園。
そんな万博記念公演を舞台に、70年万博と2025年大阪・関西万博に繋がる最新テクノロジーを活用した“現在進行形の大阪万博”を体感できるフェスティバルとなっています。

万博記念公園全体がイベント仕様に大変身!

普段もよく娘と遊びに来る万博記念公園。久しぶりに訪れたので、娘も「楽しみ!」とスキップしながら、とてもご機嫌な様子。

公園内を歩いていると、何やらキラキラしているオブジェを発見しました!

こちらはsakishirazさんの「芽吹き」というアイアンアート。
近代工業の象徴である鉄など様々な金属を用いて、無機物で有機物の「いのち」を表現しています。

地面にキラキラ光る模様に娘も釘付け!
「アート&サイエンスフェスティバル」開催中はいつもの万博記念公園とは違って、様々な仕掛けが公園内に点在しています。
大人だけでなく子供も楽しめる仕掛けが盛りだくさんです。

スマホでアートとテクノロジーを体感!ARスポット

お次はARスポットにやってきました。
こちらでは、「共奏 / resonance」をテーマに、70年万博のレガシーをARポイントとして、異なる世界観が広がり他の作品とコラボレーションしていく拡張現実を表現しています。

専用のアプリをダウンロードして、スマートフォンをかざすと……巨大なアートが出現!
天気や時間帯によって違う写真になるので、その時だけの記念になる写真が撮影できちゃいます。

ARスポットは、太陽の広場、お祭り広場、夢の池、東大路、上の広場、日本庭園にあるので、1日中楽しめちゃうのも魅力のひとつです。

動画と写真どちらも撮影できるのも嬉しいポイント。
娘も楽しくて何度も空にスマートフォンを向けていました。

70年万博を体で感じる「NO BREATH/EXPO’70s EDITION 2.0」
&「Re:EDIT 702024 -THE 1000 EXPO’70s MOVIES」

「アート&サイエンスフェスティバル」は場内と屋外両方にコンテンツがあります。
今回のフェスティバルのメイン会場でもある「EXPO’70パビリオン」にやってきました。

「EXPO’70パビリオン」は1970年日本万国博覧会(大阪万博)当時の出展施設であった鉄鋼館を利用し、大阪万博の記念館として、2010年(平成22年)3月13日にオープンしました。
70年万博の貴重な資料や当時の様子を楽しみながら、現“在”美術家の宇川直宏さんの作品を2つ体験することができます。

入り口を抜けると、壁一面に映し出された映像と、フラードームがお出迎え!

こちらは宇川直宏さんの作品「NO BREATH/EXPO’70s EDITION 2.0」&「Re:EDIT 702024 -THE 1000 EXPO’70s MOVIES」です。

「Re:EDIT 702024 -THE 1000 EXPO’70s MOVIES」では、70年万博の1000カットにも及ぶ記録映像と1000音のフィールドレコーディングが同時再生されます。
手前のフラードームでは、70年万博の空間で鳴っていた電子音楽でマッサージするという斬新な体験ができます。

壁面の70年万博の映像を楽しみながら、フラードームに移動。
娘も「座ってみたい!これは何?」と大はしゃぎ!
マッサージチェアに座ってみましたが、ちょっと子供には大きいかな?

娘の代わりに私が体験してみることに。
スタッフの方に説明を受け、ヘッドフォンを装着します。 ※体験には予約が必要です。

ヘッドホンからは、当時の70年万博の音声を編集したものが流れています。
当時の雰囲気を感じつつ、音に合わせてマッサージチェアも動くので、世界観に没入しながら体もほぐれて不思議な感覚になりました。

「ママ、どんな音が聞こえる?」
娘も気になったようで、ヘッドフォンを時折耳に合わせてあげながら、親子で楽しむことができました。

常設展もセットで楽しむのがおすすめ!

「EXPO’70パビリオン」の2階にのぼると、常設展示室へ入ることができます。

こちらでは、1970年の万博の雰囲気を存分に楽しむことができます。
当時のスペースシアターのホールを見学したり、貴重な映像や資料をみることができます。

近未来感があるゲートをくぐると、本館から別館へ移動することができます。
娘もキラキラしたゲートに大はしゃぎ!スキップして進んで行きました。

別館では、当時のコスチュームの展示を楽しむことができます。
色使いや形が素敵なコスチュームばかりでとってもかわいい!ボリューム満点の展示内容で驚きでした。

「EXPO’70パビリオン」の中にこんなに面白い展示があったなんて、初めて知りました。
またゆっくり楽しみに訪れたいです。 ※EXPO’70パビリオン内展示はホワイエを除き要入館料(高校生以上500円)

2024年のパビリオンを体感!「DOMMUNE | EXPO’702024 AI STUDIO」

別館の1階には、宇川直宏 with BRDG & IKEGAMIさんの作品「DOMMUNE | EXPO’702024 AI STUDIO」が展示されています。

大きなロボットアームカメラと、両壁には大きな画面が映し出されています。
これは一体どういった作品なのでしょうか?

こちらの作品は、ロボットアームカメラによって、空間自体を70年万博のパビリオンとしてリアルタイムに描き直す生成AIの無人空間絵画スタジオとなっています。

まずはロボットアームカメラの正面にある黄金の顔の下にある椅子に座ります。

すると、ランダムで両壁の画面に自分の顔が映し出されます!
ただ単に顔が映しだされるわけではなく、黄金の顔など70年万博のモチーフなど当時の様子が伺える絵画に自分が入り込んでいるような映像になっています。

この作品では、1970年の万博当時のパビリオンの建物を機械学習させ、生成AIで描きなおしています。
リアルタイムでカメラに映る映像を取り込み、映っている皆さん自身が2024年のパビリオンになれる体験ができます。
人間の顔や服装によって映像は変わるので、今この瞬間しか見ることができない映像を楽しむことができます。

椅子は5つあるので、家族や友人で座って楽しむのもおすすめです。

夜の万博公園を楽しめるのは今だけ!プロジェクションマッピング

今回のイベントでは、3/9,10,16,17の4日間だけ夜間コンテンツを開催しています。

夜間コンテンツでは、プロジェクションマッピングとウォータープロジェクションマッピングを楽しむことができます!

まずは、太陽の塔のプロジェクションマッピングへ。
テーマは、「Brilliance of Life」。
70年万博の情景や岡本太郎作品をテーマにした新作と過去作を高さ60m×幅60mの迫力の映像と音響のインターメディアで表現します。

7つの過去作品が日替わりで上映されるのは今回だけ!
夜になると気温がグッと下がるので、防寒対策をバッチリして娘と始まるのを待ちます。

大迫力の音楽とともにプロジェクションマッピングがスタート!
太陽の塔に映像が映し出されます。

美しくなめらかな映像で、様々なシーンに変わっていくので、娘も釘付け。
リズミカルな音楽とともに上演されるため、音楽に体を揺らしながら楽しむ人もいました。

新作と旧作を交互に約10分間隔で上映されるのですが、美しい映像に釘付けであっというまの10分でした。

正面からプロジェクションマッピングを楽しんだ後は、太陽の塔の真下へ移動して、次の作品を楽しんでみることに。

真下からみると、より臨場感があって良いですね!穴場スポットでおすすめですよ。

続いては、ウォータープロジェクションマッピングの会場へ移動します。

会場はイサムノグチの作品が残された夢の池。
夜の水景を舞台に「いのち」をヒントにした、幻想的なウォーターアートプロジェクションを展開します。

こちらでは、過去作を含む3つのプロジェクションを楽しむことができます。

【新作】「CORE」 ビッグバン 宇宙 地球生命の進化 時の記憶
【新作】「Macromicro」対極の存在のミクロとマクロの世界から見える世界の不思議と美
【過去】「火水」対極の要素 火と水の交わり

水に映し出される幻想的なプロジェクションで、太陽の塔とはまた違った雰囲気を楽しむことができました。

大人も子供も1日楽しめる!
週末は、家族で「アート&サイエンスフェスティバル」へ!

いかがでしたでしょうか?
大人も子供も一緒に楽しむことができる「アート&サイエンスフェスティバル」。
楽しみながら70年万博のことを知ることができて、2025年の大阪・関西万博もとっても楽しみになりました。

今回のイベントは3/17(日)まで。
今週末は万博公園で楽しんでみませんか?