日本館
日本館の敷地面積3万7,791平方メートルは日本国土の約1,000万分の1にあたります。 主催国にふさわしく最大級の展示館です。 中央にある高さ80メートルの塔を中心に5つの円形建物がそれぞれ3本柱によって地上から6.5メートルほど浮かんで建っています。 空からみると桜の花びらのように見える建物の配置は、万国博のシンボルマークをかたどったものです。 建物は直径58メートル、高さ27メートルで東側から時計の針まわり順に1号館から5号館へと並んでいます。出展費用61億円、運営費用は13億円です。
日本と日本人の過去・現代および未来の理想を 各方面にわたって表し、世界の人々の日本に対する理解を深めるとともに、国民に強い自信と明るい希望を与えるのがねらいでした。
日本の上代から当時にいたる歴史を、とくに文化に重点をおいて紹介していました。
日本産業の巨大さと成長ぶり、それをささえる日本のエネルギーを紹介していました。
太陽と水を中心に繰り広げられるスケールの大きな展示館でした。「日本の自然とその利用」「日本の四季」など、農業や海洋の開発を通じて自然と人間の関係をたのしく見ることができました。
日本の新しい科学技術を見たり試したりする広場です。リニアモーターカー、南極探検、ファイバースコープ、耐震建築などを紹介する一方、地球儀の形をした空間で世界17ヶ所の同時刻の人々の生活ぶりを上映していました。
大部分は映画ホールで幅48メートル、高さ16メートルの巨大なスクリーンに「日本と日本人」が上映されました。この映画作成のために、8つのレンズをもったダブルフレーム8連動式カメラが開発されました。