万博記念公園

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サントリー館

参加者

サントリー株式会社

テーマ

生命(いのち)の水

建物

 展示館は、強い生命力の象徴である竹を斜めに切った形をモチーフにした地下 1階、地上 5 階の鉄筋コンクリート造。円筒状の外壁はコンクリートの打ちっぱなし仕上げで力強さを表現し、竹の切り口にあたる部分は黄色、屋根や外壁の先端内側は暗緑色に塗装されていた。
 館内は「セラー」「ホール」「オーディトリウム」の 3部門に分かれ、建物の前半分には吹き抜けの展示場、パーラー、地下展示場があり、後ろ半分は 3 層の客席を持つ映画館になっていた。

サントリー館

展示

 展示の主力は「オーディトリウム」の多面映像「生命(いのち)の水」(監督・勅使河原 宏)であった。3 層の客席を抱え込むように 6 面の巨大なマルチスクリーンが臨場感を体験させた。下部スクリーン 2面へは 3 階から、上部スクリーン 2 面へは 1 階からそれぞれミラー反射を応用して映写し、中央スクリーン 2面へは 2 階からミラーを使用せず映写する変形映写法で、合計 6 台の 35ミリの映写機が使用された。
映像は 9 ヵ月間にわたって、国内はもとより世界各地をロケーションしたもので、人間と水との触れ合い、厳しい戦い、宴(うたげ)などが、ダイナミックにうたいあげられた。最初、水道の蛇口の先にゆっくり水滴がふくれ、それがポツンと落ち画面に広がると、路上で横笛を吹く 1 人の若者が現われるショットから始まり、料理、洗たく…と、限りない水と人間の触れ合いが美しい風景を通してスケッチ風に描かれ、水が人間にとって不可欠なものであることを強く印象づけた。次に、ときには猛威をふるう水と人間との戦い、最後に人間と自然との融和、水への感謝の宴、生命のすばらしさなどを詩的に表現していた。上映時間 20 分。
 吹き抜け展示ホールには、高さ 12メートルのステンレス製の巨大なモニュメント「御酒口(みきぐち)」が展示された。「御酒口」は昔、祝い事の際、神酒の飾りとして使用された竹製の装飾品で、そのシンプルな造形美をヒントにして制作されたもの。モニュメントは数種の照明に照らされ、静かな音楽が流れる中で、幻想的な雰囲気を醸し出していた。
地階のセラー(酒倉)には、仕込み年号の入ったウイスキー原酒の樽が貯蔵庫風に積み上げられ、その中のいくつかの樽には、水と光を利用したトリックが仕掛けられていた。ここでの主な展示は、細い水路の中をきれいな水が流れる「曲水(きょくすい)」であった。平安時代、大宮人が流れに杯を浮かべて酒をくみ、歌をよんだ優雅な水遊びを現代風に再現したもので、水の持つ美しさ、みやびやかさを見せた。皇太子殿下がご来館になったときには、2 人のホステスが衣冠束帯の皇子、十二単(じゅうにひとえ)の皇女になり「曲水の宴」が再現された。
地下のビュッフェでは、洋酒、軽食を販売していた。
(この館のプロデューサーは山﨑隆夫であった)

モニュメント「御酒口」

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