冬の虫たちを観察してみよう!
夏にはたくさんいた虫たちも、寒い冬になるとめったに見かけなくなります。でも、すべてが死んでしまったわけではありません。どこかに身をかくしてひっそりと暖かくなるのを待っています。
そんな虫たちの冬越しの仕方をこっそりのぞいてみましょう!
ヨコヅナサシガメの幼虫
カメムシの仲間です。
木の幹のすき間や樹木名のプレートの裏などに集団でひそんでいます。
クヌギカメムシの卵
秋の終わりに親がクヌギの木の幹のすき間に抹茶色をした卵を多数産みつけます。
テントウムシやカメムシの仲間などが集団で越冬している場合があります。
見通しのよい場所で、白い石のほうがよくいるようです。(必ずいるわけではありません。また白い石でなければダメというわけでもありません)
カマキリの卵
テントウムシが集団で越冬している場合があります。また、カマキリの卵などが見つかる場合もあります。
ナミテントウ
写真のように常緑樹の葉っぱに落葉樹の落ち葉がたまったところにカメムシの仲間やテントウムシがじっと隠れている場合があります。
樹木名のプレートの裏側は、風をさえぎってくれるため虫たちの格好の隠れ家になります。
ゴマダラチョウの幼虫
アゲハチョウのさなぎ
ミカンの木でさなぎになるとは限りません。
フユシャク(ガ)
いわゆる「尺取り虫」が成虫になると“シャクガ”というガになるのですが、その一種です。
外敵の少ないこの時期を選んで成虫となり、元気に活動しています。
☆基本的に隠れている昆虫を探すのですから、必ず上にあげた昆虫がみられるわけではありません。(逆に予想もしていなかった昆虫に出会える可能性もあります。)
☆観察し終わったら、元の状態に戻してください。そのままにすると昆虫たちが、死んでしまうことがあります。
☆寒さが厳しい時期ですので、各自防寒対策を十分に行ってください。