■観る、学ぶ
世界の国々からたくさんの人々が集まった日本万国博覧会の会場が、約40年の月日を経て、園内では数多くの野鳥や昆虫が生息する緑豊かな公園になりました。
自然観察学習館 moricaraでは、自然のおもしろさや大切さを知っていただくため、わかりやすく自然を紹介する展示、自然に直接ふれていただく実習活動(観察、工作)など、より親しみのある自然解説を行っています。
造成から40年以上を経て豊かに成長した森の表情を、平面からだけではなく空中観察路や展望タワーを通して、立体的に空間を活用することにより、森の大きさ、生態などを観察することができます。標高82メートルの展望タワーからの眺めは最高です。
1970年の日本万国博覧会当時の出展施設であった鉄鋼館を利用し、博覧会の記念館として、2010年(平成22年)3月13日にオープンしました。
自然の大切さや楽しさを学習する屋外実践の場として人と自然のかかわりを、視、聴、嗅、味、触の五感で体験できます。
日本万国博覧会開催35周年を記念して2005年に自然文化園内に「現代美術の森」としてオープンしました。
清楚な森の中にある池や樹林と調和した美術作品13点を展示しています。自然の中で文化の香りを感じ取ってください。
日本万国博覧会に、日本民藝館(東京・駒場)が「暮らしの中でつちかわれてきた工芸品の実用性に即したうつくしさを見てもらおう」と、国内展示館「日本民芸館」を出展しました。
それを引き継ぎオープンしたのが大阪日本民芸館です。国内外の陶磁器や染織品など、各地の優れた工芸品を展示しています。
国立民族学博物館(みんぱく)は、民族学・文化人類学に関する調査・研究をおこなうとともに、その成果に基づいて、民族資料の収集・公開などの活動をおこない、これらを通して、世界の諸民族の社会と文化に関する情報を人々に提供し、諸民族についての認識と理解を深めることを目的として、1974年(昭和49年)に創設され、1977年(昭和52年)11月に開館しました。
本館展示は、オセアニア、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、西アジア、南アジア、東南アジア、中央・北アジア、東アジアに大きく分けた地域展示と、音楽・言語などの展示があり、ビデオテークでは、世界の人びとの生活や技術などをき記録したビデオ番組を見ることがでます。また、年に数回、特定のテーマにそった特別展や企画展をおこなっています。
日本庭園にある中央休憩所の「万博映像上映コーナー」では、万博公園に関する映像や、1970年に行われた大阪万博の映像を上映しています。
当コーナーは、2024年12月15日(日)をもちまして廃止となりました。
ニューヨークの国連本部にある「平和の鐘」は、1954年(昭和29年)に当時の財団法人日本国際連合協会理事であった中川千代治氏(元愛媛県宇和島市長)が、世界平和への願いを込めて、日本をはじめ世界60数カ国の人々から集めたコインなどから「世界絶対平和萬歳」と刻印した鐘を鋳造し、国連本部に寄贈されました。
その後、平和の鐘は1970年(昭和45年)の日本万国博覧会(大阪万博)開催時、ニューヨークから16年ぶりに里帰りし、国連館に展示されていました。そして、大阪万博終了後は、国連本部に戻されました。
2019年春、最新のバラによる“極上の癒し空間”としてさらに魅力的なスポットへと生まれ変わりました!
華やかなツルバラのアーチや、日本オリジナルのバラが豊富な“ジャパニーズローズガーデンほか、見所も満載!優美なバラの姿はもちろん、芳醇な香りもぜひお楽しみください。
書院風の汎庵と草庵造りの万里庵があり、庭は禅宗の影響を受けた日本独自のものです。
日本庭園の閑静なたたずまいのなかで茶会や句会など集いの場所として最適です。
これらの茶室は京都商工会議所から寄贈を受けました。