自然観察学習館 moricara 学習館のボランティア
学習館では2つのボランティアグループが活動しています。
メンバーは自然や生きもの、万博の森が大好きな方ばかり。
観察会や遠足などで皆様にお会いできるのを楽しみにしています。
ソラードの会では、万博記念公園へ校外学習に訪れる学校団体の学習教育支援を行っています。
楽しい校外学習・・・夏は子どもたちも躍動の季節、秋は子どもたちが日本の四季を感じ、冬は子どもたちが春待つ生き物に生命力を感じます。
“森の教室”は、今から自然観察に向かう少し興奮気味の表情の子どもたちに自然の不思議、面白さ、楽しさ、そしてちょっぴり自然の中での冒険も・・触れて、嗅いで、観て、聴いて、考えてを直接身体で知ることが、必ず子どもたちの成長の糧になると私たちは信じつつ「出発!」。
一方、木漏れ日あふれる森の教室のテーブルでは、この公園で採取されたドングリなど色とりどりの種子や可愛いドライフラワー、葉っぱ、小枝などを使っての作品作りに、どの子どもたちも自分で考え、私たちが「へぇ~」と驚くような大作や、「う~ん」と目を見張る創造性豊かで個性的な素晴らしい作品を懸命に作っています。
季節に応じた自然観察、自然物を使った作品作りは、それぞれ授業時間としては、わずか二時限程度の時間ですが、多くの子どもたちと私たちとの触れ合いは一生に一度です。その限られた中で、私たちが子どもの頃に普通に野原を駆け回って遊びつつ自然に学んでいた思い出も伝えて、次の時代・その次の時代を担ってくれる今の子どもたちにほんの少しだけでも体験を通して、自然を感じてもらうことで、子どもたち自らが自然に対する感性を高めてくれれば18年間続けてきた私たちの活動は実りあるものと思っております。
学習支援開始当初の子どもたちは自分の子どもを連れて万博記念公園に来ているのかなぁ~。きっと、訪れて我が子に「ここで自然のお勉強をしたよ」って伝えているだろうなぁ~。
ある日、ビオトープの池で自然の空気に触れていた子どもたち「あ~っ、カワセミだぁ~」鮮やかな“るり色のカワセミ”が池に立つ竹竿の先で子どもたちの動きをじっと見つめていました。
温かみのある 体験活動を!
自然観察学習館指導リーダーの会(通称:こもしゃびの会)では、自然観察学習主催で行われる行事のお手伝いをさせて頂いております。
「こもしゃび」って何?
「こ」は昆虫「も」は森の工作教室、「し」は植物、「ゃ」は野鳥、「び」はビオトープを表しており、「こもしゃび」は造語です。「こもれび」のようなニュアンスで温かみがあると思いませんか?正式名称は「自然観察学習指導リーダーの会」ですが、この温かみある「こもしゃび」を私たち仲間内では使わせて頂いております。
この「こもしゃび」では、行事のお手伝いの他に、昆虫・植物・野鳥のガイド、森の工作教室にて自由工作を行っております。
ガイドでは、季節にあわせて約1時間半、主に自然文化園内で見ることができる昆虫・植物・野鳥のご紹介をさせて頂いております。万国博覧会跡地に盛土して作られた人工林ではありますが、約50年の間に都会のオアシスとして樹木も大きく成長いたしました。この間に様々な昆虫や野鳥が訪れるようになり、都会に居ながらにして自然の生き物を楽しむことができます。植物は人工林造成当初に様々な樹木を植栽しましたので、近畿地方ではなかなか見ることが難しい植物も観察することができます。
森の工作教室では、園内にある木の実を使って自由な発想で作品を作って頂けます。工作が苦手な方にも簡単に作ることができるよう、ボランティアがお手伝いさせて頂きます。
是非一度ご参加下さい。
皆様にお会いできるのを楽しみにしております。