ABOUT
「人類の広場 - 交歓の記憶と継承」
1970年、アジアで初めて開催された日本万国博覧会(大阪万博)は、今年3月に50周年を迎えます。77カ国の参加のもと6400万人を超える入場者が訪れ、世界中の人々が交歓する広場となった会場は、その後、太陽の塔等のレガシーを残しつつ、緑に包まれた万博記念公園として整備され、今や大阪が誇る世界第一級の文化・観光拠点の一つとして多くの人に愛されています。
この展覧会では、岡本太郎らの当時の貴重な作品はもとより、大阪万博に影響を受けた現代美術家・クリエーターらによる作品を展示し、大阪万博を体験した人にはとても懐かしく、未体験の人には新鮮に感じられる内容となっています。
東京で開催するこの機会に、是非ともお越しください。
NEWS
大阪万博50周年記念展覧会
- ・会 期
- 2020年2月15日(土)~24日(月)
- ・休館日
- 2月17日(月)
- ・時 間
- 平日/13:00~19:00 土日祝/11:00~20:00
- ・入場料
- 無料
- ・会 場
- T-ART HALL(東京・天王洲)
- ・協 賛
- ・特別協力
- ・協 力
- 京都市立芸術大学
共立管財株式会社
太陽工業株式会社
株式会社竹中工務店
株式会社TASKO
天王洲リテールマネジメント株式会社
東京藝術大学 GEIDAI FACTORY LAB
バシェ協会
三菱地所プロパティマネジメント株式会社
Ana SANCHEZ BONET
ANOMALY
Catherine BASCHET- SUEUR
- ・企画・運営
- TSP太陽株式会社
- ・シンボルゾーン企画協力
- RAD
- ・シンボルゾーン空間設計
- NO ARCHITECTS
- ・サイン計画
- hokkyok
- ・デザイン
- MÉM
- ・web制作
- Cahier
- ・主催
- 大阪府
・お問い合わせ
〒559-8555
大阪市住之江区南港北1丁目14-16
大阪府咲洲庁舎38階
電話:06-6210-9303(直通)
070-2313-5698 (展覧会オープン時のみ)
https://www.expo70-park.jp/50th/
EVENT SCHEDULE
トークイベント
【PLAYBACK ARCHIVES EXPO70】
日時:2月15日 14:00~17:30(予定)
会場:TERRATORIA
DOMMUNE LIVE
【EXPO’70_50th/大阪万博解体新書】
第二夜「万博と美術」
―Encyclopedia of EXPO ARTS
日時:2月16日14:00~18:00(予定)
会場:T-LOTUS M
トークイベントの詳細はこちらからご覧ください。
EXHIBITIONS
展示内容
展示室Ⅰ&Ⅱ
大阪万博タイムライン「大阪の森から世界の森へ」
大阪万博の敷地として選ばれた当時の千里丘陵から始まり、華やかな万博の開幕式、77カ国の参加のもと6400万人を超える入場者に大きな夢と感動を与えた万博期間中の様子、閉幕式、公園の整備、そして、現在の万博記念公園へといたるまでの膨大な記録を写真や映像で一つにつなげ、タイムラインに沿ってみつめます。
展示室Ⅲ
大阪万博とアート
大阪万博のシンボルゾーンに位置し、「人類の進歩と調和」を最も表現した「テーマ館」の地下部門に展示されていた岡本太郎による作品「マスク」と、現在、「EXPO’70パビリオン」となっている「鉄鋼館」のホワイエに展示されていたフランソワ・バシェによる音響彫刻「勝原フォーン」を展示します。いずれも普段は見ることのできない貴重な作品であり、「勝原フォーン」は、2017年に東京藝術大学バシェ音響彫刻修復プロジェクトによって修復・復元されたもので、その音色もお楽しみいただけます。
テーマ館について
テーマ館は、地上、地下、空中の3層にわたる展示空間で、その中心である「太陽の塔」は、人間の尊厳と無限の発展を表現し、約70メートルの高さで大屋根を貫いてそびえ立ち、左右に腕を広げて会場を訪れた人々を迎えました。 その地下部門となる「調和の広場」では、「生命の神秘」をテーマに進歩や調和の根源にある混とんとした原始的な体験を、地上部門では、「現代のエネルギー」をテーマに人間の生き方の多様さ、そのすばらしさや尊厳を、そして大屋根の空中部門では、「未来の空間」をテーマに人間尊重の未来都市の姿をそれぞれ表現していました。
岡本太郎は、「世界の仮面と神像」の中で、展示について「人間文化の、切実であり誇らかな証拠を置きたい。人間が「人間」になって以来、どのような手ごたえで生をたしかめてきたか、そのなまなましい実感をつきつけたいと」と語っています。
鉄鋼館について
鉄鋼館は、「スペース・シアター」と呼ばれるホールと、「ホワイエ」と呼ばれる部分からできていました。ホールは、1008個のスピーカーが天井、壁、床下に配置され、最新のエレクトロニクス装置を持った音楽堂として、ホール全体が巨大な楽器にたとえられました。ホールでは、武満徹、イアニス・クセナキス、高橋悠治の作品をはじめ、雅楽、筝曲、文楽、能、現代音楽などが演奏されました。
一方、ホワイエは、楽器彫刻の展示場として使われ、フランソワ・バシェの作品のほか、フーコの振り子とも呼ばれるペンジュラムが展示されていました。ホワイエからホールヘの廊下は「光りの廊下」と呼ばれ、洞窟状の通路になっていました。
展示室Ⅳ
EXPO’70パビリオンサテライト
EXPO'70パビリオンサテライトを開設し、大阪府日本万国博覧会記念公園事務所が保管する19万点の大阪万博関連資料の一部を展示します。
大阪万博では、準備段階から、記録や資料保存を重要なミッションとして位置付け、膨大な記録や資料を残し、これまで大切に保存されてきました。それは、議事録や調査資料、記録写真、記録映像のみならず、建築図面、雑誌新聞記事、グッズ、ポスターなど多岐に渡ります。未来の私たちに託されたこれらのアーカイブは、2025年の大阪・関西万博に向けてどのような意味や価値を持つのでしょうか。また、日々膨大な量の情報を生み出している今、情報を記録し、残すことの意義と可能性、方法について考えます。
INFORMATION
会場案内
T-ART HALLについて
T-ART HALLは文化創造企業・寺田倉庫が優れたアーティストを発見・育成し、その活動を支援することを通じて、より多くのアート作品を世に送り出すことを目的に作られた。
メイン会場の T-ART HALL までのアクセス
◎りんかい線 天王洲アイル駅
B 出口より徒歩 4 分
◎東京モノレール羽田空港線 天王洲アイル駅 中央口より徒歩 5 分